シリーズ終了の雰囲気から一転、サイゲームスがメタルマックスIP獲得を発表
メタルマックス歴代主人公のドット絵がいい感じですね。
というわけで7月29日未明、サイゲームスは角川ゲームスと『メタルマックス』IP事業譲渡契約を締結したことを発表しました。
角川は現在ゲーム事業を縮小しており、代表取締役社長だった安田善巳氏は新会社”ドラガミゲームス”を設立して独立。
メタルマックスシリーズも安田氏という後ろ盾がなくなってIP存続の危機に立たされていたところでした。
生みの親であるミヤ王も「前にも同じようなことがあった。今度ばかりはもう駄目かと思った。しかし起死回生のビッグチャンス!」(公式サイトより抜粋)とサイゲに対して感謝の念を述べています。
リニューアルオープンした公式サイトにはしっかり「コンシューマータイトル」とスマホアプリではないことをアピールしていました。
サイゲームスといえば『ウマ娘』『グラブル』『シャドウバース』『デレステ』『ドラクエスーパーライト』でもおなじみの企業ですね。
コンシューマ事業も2015年から展開しており、最近ではローグライトアクション『リトルノア』が好評を博していたところでした。
サイゲームスはセリエAの名門ユヴェントスに投資できるほどの変態企業です。
コロナ禍の不況にも関わらず、クリスチアーノ・ロナウドが出演するCMをバンバン放映していたことでも知られていました。
資金面では全く問題がないでしょう。
近年のメタルマックスシリーズは開発資金と納期の問題でゲームのクォリティを落としていました。
しっかりしたゲームの開発には数年かかってしまいますが、これでしっかり作られたシリーズ最新作が見られるのかと思うと胸が熱くなります。
シリーズの生みの親、ミヤ王こと宮岡 寛氏もサイゲームスへ移籍
シリーズ原作者である宮岡 寛氏もあわせて角川ゲームスからサイゲームスへ移籍することが発表されました。
ミヤ王がサイゲにいる、ってだけでちょっと面白いですね。
IPだけ買って別の人に作らせるという案もあったと思うのですが、しっかりシリーズ原作者として欠かせない人物だと認識されているのがありがたいですね。
本当にここ最近はメタルマックスシリーズの訃報を聞かされているような状態が続いていたので、サイゲームスには感謝の念しかありません。
願わくば5 ~ 10年の間に新作が出て、その間に別のチームが過去の作品の移植を行ってくれると嬉しいです。
あとがき