『TGS Sale』からトロフィー攻略記事を抜粋

IARC審査を通過したゲームが国内PSストアに並び始める【アセットフリップ】

IARC審査を通過したゲームが国内PSストアに並び始める

すぐわかるIARC審査の簡単なまとめ
  • 今までCERO一択だったPlayStaion作品の審査(レーティング)が、国際機関であるIARCもOKとなった
  • 既に任天堂やマイクロソフト、グーグルも採用しているメジャーな審査機関である
  • CEROと違ってすぐに審査が終わる。また審査料が無料なために小さい開発チームは非常に助かる
  • ダウンロードソフトのみIARCレーティングが適用される。パッケージ版もあるゲームは従来通りCERO。18歳未満禁止ソフトは全てCERO
  • ゲーム販売のハードルが下がる。個人が作った無名の良ゲーが世に出てきやすくなる
  • ただし、一攫千金を狙ったク○ゲーも鬼のように増える。ローカライズしないで英語版のまま販売するソフトも増える
  • Nintendo Switchのeショップは既に荒れ気味

早速IARC汎用レーティングが解禁されたと同時に、トロファー向けのゲームがゴロゴロ配信され始めました。

リージョンが北米のままリリースされているゲームもあるので、先に海外版を買った人はよく調べてから購入してください。

トロフィーが北米設定のままのゲームもあります。

これらは”アセットフリップ”と呼ばれるゲームです。

アセットを流用した低品質な作品をまとめて示す言葉として使われ始めました。

“アセット”とはなんぞ?

ビデオゲームとはそもそも

  • 人物や背景に使われる3Dモデル
  • 攻撃や魔法などのエフェクト
  • BGM
  • HPやMPを表示するUI

という素材で構成されています。

これらはひとくくりに「アセット」と呼ばれるものです。

最近はモデリングやBGMだけ別会社が担当するなど、ゲーム制作も分業制が当たり前になりました。

自社はゲームの面白さを煮詰めることだけに集中し、別の部分は他社に補ってもらう開発体制も多いのです。

アセットは一から作ると莫大な時間と労力がかかります。

2019年には鉄拳の原田プロデューサーによる「5000万円?まあ、最安値のステージですね」「キャラクターはもっと高いよ」いった発言も話題になりました。

タイトルの規模や関わってる人数にもよりますが、とにかくアセットにはお金がかかるわけです。

そこでゲーム開発をやりやすくするために、完成済みの3DキャラやBGMといったものが既に販売されています。

それが“アセットストア”というわけです。

必要なものだけをストアから購入して、あとはゲームの面白さを追求することだけに集中すればいいわけですね。

3Dモデルにお金を使うより、根幹となるゲームシステムに限られた開発資金をつぎ込むということ。

世界的なタイトル『PUBG』もアセットストアからいくつかの素材が流用が確認されています。

頭の中にいいゲームを作るアイデアはあるのに、3DモデルやBGMを作る能力はない。

そういった場合にアセットストアはとても大きなゲーム開発の手助けとなります。

既存のアセットを流用 = 悪ではありません。

今まで沢山プレイしたゲームの中には既存の素材もあったでしょう。

近年ではアセットを流用した『ファイナルソード』といったゲームも話題になりました。

残念ながら世間一般にはク○ゲーとして認知されていますが、見た目がダサいなりに開発元は一生懸命バランス調整を行っていました。

まともなアクションゲームを作ろうという気概はあったわけです。

乱立するアセットフリップゲーム

しかし、このアセットだけをつぎはぎしたゲームが大量にリリースされるようになってしまいました。

必要なのは最初にかかるアセット購入代だけ、あとは先行費用を回収すれば丸々利益となります。

普通の会社はゲームをリリースした後もランニングコスト(維持費)を考えなくてはなりませんが、アセットフリップゲームは出しっぱなし。

アセットストアも進化して、ゲームシステム自体を販売するようになっています。

Full Game Kit – Hammer 2』というアセットはそのまま遊んでも面白いという素晴らしいタイトルですね。

そして、Pix Artsという悪名高い企業がSwitchで『Hammer 2 Reloaded』としてまるで新作かのようにそのまま販売するという暴挙に出てしまいました。

今度は「低品質ではない。このゲームは確かに面白い。ただ、君の会社が作ったわけじゃないよね」という話に変わっていきます。

乱立するアセットフリップゲームに警鐘を鳴らす動画。

任天堂以外ではまた別の問題もあり、Steamならば実績が手軽に解除できます。

プレイステーションプラットフォームならばトロファーが買ってくれるでしょう。

開発費用はかからず、アセット代だけでいいことを利用して荒稼ぎするわけです。

『Full Game Kit – Hammer 2』は54.99ドル(約6,500円)。

『Hammer 2 Reloaded』はそれだけ回収すれば、あとはほぼ丸々利益となるということ。

つまりIARC解禁によってアセットフリップゲームも国内PSストアに並ぶ

長くなりましたが、審査料無料ということで素材をつぎはぎしたゲームも大量に出るということです。

まさに国内PSストアでこれから起こる現象はこれ、という話。

Switchの国内eショップはひと足先に荒れてます。

北米PSストアはとっくに荒れてるという。

Steamは2017年頃にアセットフリップゲームを削除しまくってます。

家庭用ゲーム機は、低品質なアセットフリップゲームを弾いていいのではないかと思います。

目の肥えた人はアセットフリップだと一発で分かりますが、普通の人はレーティング機関や素材が流用されてる事情なんて知らないでしょう。

あとがき

まぁ、自分自身も買ってるから偉そうなことは言えないです。

一瞬「アタリショック」が頭をよぎりましたが、海外は既にこんな状況になってにも関わらず元気です。

皆の評判を見てからゲームを買う人が大半なのかもしれません。

どちらかといえば、一番最初に作品を買って良いものを広めてくれるアーリーアダプターが困るという問題かも。

ゲームを買うゲームが始まる…
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